3G/LTE/WiFi対応 Flexi Zone

  • データ通信速度が改善
  • キャパシティを飛躍的に増やすことが可能
  • セルサイトの分割や従来のピコセルやマクロセルに比べて50%の費用削減
  • トラフィックオフロードによりトランスポート及びモバイルパケットコアのコストを最大80%削減

印刷用PDFのダウンロードはこちら 

Flexi Zone

利点と機能

1. はじめに

モバイルインターネットの利用者数は、3年以内にデスクトップPCの利用者数を上回るものと見込まれます。スマートフォンに対応した3Gネットワーク、ソーシャルネットワーク、動画ストリーミング、VoIPの登場によってモバイルデータトラフィックはますます増加しています。LTE等高速の無線アクセス技術の導入によって、ネットワークキャパシティを現在の4~10倍には増加できるものの、単一のスペクトラムでキャパシティをさらに増加させるには物理的な限界があります。また干渉の軽減や、アンテナの複雑なアップグレード作業等の技術的な改良にも限界があるため、これらの改良が全ての市場において実用的であるとは限りません。
また、改良によりキャパシティが増加したとしても、指数関数的に増加するトラフィックに対して技術の進歩が追いつかなくなるのは時間の問題です。現在の予測では、2020年までにトラフィックは現在の1,000倍に増えると言われています。

2.スモールセル

通信事業者は、マクロネットワークの下にスモールセルのネットワークを構築し、カバレッジ密度を効率的に増加させる方法を検証しています。スモールセルにトラフィックをオフロードすることで、各マクロセルへの接続数が減少し、キャパシティの増加とパフォーマンスの向上を実現できます。接続数が減れば、各ユーザが利用できるネットワークリソースが増加し、パフォーマンスやユーザエクスペリエンスが向上します。 ただし、数万、数十万のスモールセルを構築することは新たな挑戦でもあります。例えば、これらのヘテロジニアスネットワークで生じる余分な制御トラフィックにより、トランスポートやコアネットワークが停滞し、マクロセルとスモールセル間で相当量の干渉が生じるだけでなく、バックホールのボトルネックを回避する必要性が出てきます。
ヘテロジニアスネットワークは従来のマクロネットワークよりもはるかに複雑なため、ネットワークの制御及び最適化で通常必要となる多くの手動処理を自動化するための、何らかの自己組織化が必要になります。

ノキアのFlexi Zoneは、固有のアーキテクチャを使用することでこれらの問題をすべて克服し、独自のメリットを様々生み出すことができます。

3.Flexi Zoneの特徴

Flexi Zoneは、マクロネットワーク内のトラフィックを屋内外に構築したスモールセルにオフロードすることで、ネットワークキャパシティの増加を主目的として設計された3G/LTE/WiFi対応のソリューションです。
Flexi Zoneは、複数のアクセスポイントを一つのコントローラに接続しゾーンを形成します。この構成により、マクロ及びコアネットワークへの不要なトラフィックがオフロードされ、通信事業者は、高いユーザエクスペリエンスを提供できるようになります。
Flexi Zoneは、バックホールの負荷やEPC(Evolved Packet Core)への影響を軽減し、無線周波数干渉の制御を行い、運用を簡素化します。これらの要素を全て考慮すると、従来のマクロセル及びスモールセル構成の場合に比べてTOC(総保有コスト)をかなり抑えられます。

4.Flexi Zoneの構成

Flexi Zoneは、アクセスポイント及びコントローラという2つの要素で構成されます。このソリューションは、ノキアのNetAct管理プラットフォームで完全に統合されており、Macro Flexi BTS、Flexi Lite、Femtoもサポートできます。さらにFlexi Zoneは、Liquid Radioのヘテロジニアスネットワークソリューションにおけるスモールセル構築の基盤となるものです。
Flexi Zoneアクセスポイントは、独立型のピコLTE基地局としても使用できるため、高度にローカライズされたホットスポットにも対応できます。このエリアがのちに、使用頻度の高い「ホットゾーン」となった場合は、アクセスポイントのソフトウェアをアップグレードし、コントローラを追加してFlexi Zoneに変換できます。

Flexi Zoneは今後、新しいソリューションのベンチマークとなることが見込まれています。Flexi Zoneを導入することで、進化する無線ブロードバンドの動向に先駆けて独自のネットワーク機能を積極的に活用できるようになるため、通信事業者は、既存のマクロネットワークの容量を拡大させ、加入者の使用感を向上できるようになります。つまり、Flexi Zoneの導入により通信事業者は、最小限のTOCで、業界最高のユーザエクスペリエンスを継続的に提供できるようになります。