オールインワンマルチ無線基地局 Flexi Multiradio BTS

プロダクト

オールインワンマルチ無線基地局 Flexi Multiradio BTS

時代は、3G(W-CDMA)からLTEへ。
ソフトウェアのアップグレードで、あらゆるモバイルブロードバンドへ対応可能な汎用無線基地局システム。

  • W-CDMAからHSPAへ、HSPAからLTEへソフトウェアの変更のみで、スムーズにアップグレード
  • 省エネルギー、省スペース、省人員。環境負荷を考慮した低消費電力な基地局
    さらに、小型・軽量化を実現し、運搬・運用を効率化
  • 設置面積を最小化。キャビネット、空調不要で全天候(-35℃~+55℃)に対応可能
  • W-CDMA利用時、最大1,500チャネルの提供が可能な大容量基地局

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利点と機能

1. はじめに

増加し続けるモバイルトラフィックに対応するため、オペレータはいかに効率的に基地局などの無線ネットワークを構築して通信キャパシティを増加させるかが重要な経営課題となっています。一方でモバイルユーザは既存ネットワークにおいてADSL並みの通信速度を体験し、その維持をオペレータに期待しています。ノキアから新たに登場したFlexi Multiradio BTSは、他に類を見ない優れた性能を提供すると共に、周波数効率向上に向けたネットワークの進化として、LTEまでのスムーズな道のりを提供します。

2. Flexi Multiradio BTSの特徴

データトラフィックが急増し、CAPEX(設備投資)やOPEX(運用コスト)が急上昇する中、オペレータは加入者のニーズに対応しつつ、効率化を図り、ネットワーク機器のビット単価を引き下げなければなりません。弊社は、このような通信事業者のニーズに対応するため、Flexi Multiradio BTSを開発しました。

ソフトウェアによる無線機能・伝送機能を搭載

Flexi Multiradio BTSはマルチテクノロジ向けのシングル・ハードウェア・プラットフォームであり、ソフトウェアによる無線機能・伝送機能を搭載しています。音声特化型ネットワークからIP中心型及びフラットアーキテクチャへとお客様の要望に合わせて段階的に強化できます。また、一般的なIP/イーサネットトランスポートを用いたソフトウェアアップグレードにより、W-CDMAからHSPA (HSPA+)、さらにHSPAからLTEへと無線技術をアップグレードすることが可能です。
この優れた基地局を用いることで、オペレータはCAPEX(設備投資)及びOPEX(運用コスト)を削減し、現在の投資を将来につなげることができます。

他の追随を許さない集積密度

GSM/EDGE、W-CDMA/(I-)HSPA、及びLTE − オールインワンのFlexi Multiradio BTSではこれら3方式全てを提供します。

  • GSM/EDGE、HSPA、LTEを扱うマルチモードソリューション及びマルチバンド対応を提供するベースバンド
  • マルチキャリア/マルチスタンダード電力増幅器により、最も安価なコストで基地局を構築し、通信キャパシティの大容量化に向けた進化の道を提供するRFモジュール

弊社の一体型3セクタRFモジュールは3つのテクノロジを全て同時に処理し、60W出力×3基が25Lの単一ユニットに収められています。この集積密度は業界でも群を抜いています。
Flexi Multiradio BTSの設置面積は非常に小さいため、世界最小のマクロBTSサイトを構築することができます。

環境への責任を考慮した基地局装置

エネルギー効率も大きな特徴であり、Flexi Multiradio BTSは消費電力を大幅に削減できるよう設計されています。Flexiの初期バージョンは従来のシステムより約70%の削減となっていますが、Flexi Multiradio BTSでは一層の削減を図り、さらに40%もの省エネルギー化が可能となりました。弊社はエネルギー効率に対して新たなベンチマークを樹立しただけでなく、ソーラーパネルや風力タービン等の再生可能なエネルギー源も実際に導入しています。

3. Flexi Multiradio BTSによるコスト効率向上

Flexi Multiradio BTSは拡張性が高く、小型軽量のモジュール型です。壁掛けや支柱、遠隔等様々な設置オプションがあります。全てのモジュールはIP65準拠であり、シェルタや空調がなくても屋外利用が可能です。RFモジュールやRRH (Remote Radio Head)をアンテナ付近に取り付ける分散型アーキテクチャによりフィーダ損失を低減します。これらのメリット全てを活用し、ニーズに合ったサイトを確保し、最もコスト効率の高い方法で運用することが可能です。技術者1名で全てのモジュールを簡単に持ち運んで設置できるため、設置費用も大幅に軽減できます。
Flexi Multiradio BTSは内蔵されているIP/イーサネット接続を活用し、ハイブリッド/フルパケット・バックホール・ネットワークへのダイレクトインターフェースをコスト効率の高い方法で提供します。これらのインターフェースがシステムモジュールに一体化されているため、高価なハードウェアではなく低価格のソフトウェアによりIP/イーサネットトランスポートへスムーズに移行することが可能です。
Flexi Multiradio BTSにより、既存のHSPA端末でLTEネットワークのトポロジを利用することが可能となり、オペレータは優れた効率を持つフルIPネットワークアーキテクチャに今すぐ投資することができます。BTSから直接弊社Flexi ISNまで、ユーザプレーンをショートカットすることでフラットなI-HSPAアーキテクチャをサポートし、遅延とコストを軽減します。
1GbpsベースバンドもまたLTEや将来的な規格に対応可能です。さらに、ソフトウェアを展開しても、Flexi Multiradio BTSハードウェアには悪影響を及ぼすことがありません。サイト訪問の回数が軽減し、老朽化したハードウェアを効率良く管理し、物流業務も大幅に削減されるため、Flexiが本当にコスト効率の高いソリューションとなるのです。

4. あらゆるネットワークからLTEへ

トラフィックが急増を続け、ベンダ及びオペレータはHSPAのキャパシティ及びカバレッジの強化に取り組む中、さらに高いスペクトル効率とネットワーク効率を求める次のテクノロジーがすでに進行しています。3GPP Release 8で標準化されたように、LTEは最大173Mbps (MIMO 2x2)のデータスピードを提供することになります。また、LTEは1.4MHzから20MHzまでキャリア周波数帯域幅を複数サポートするよう設計されており、多数のテクノロジーを採用することができます。
Flexi Multiradio BTSはEDGE及びHSPAの進化プロセスもサポートしています。EDGEでは、最大速度1.2Mbpsで遅延を低減できるDual CarrierやEGPRS-2といったソフトウェア機能を使って新しいパフォーマンスレベルを得ることができます。一方、R7及びR8の標準としてHSPAを展開することで、ピークレートを高め、端末の消費電力を低減し、呼確立時間を短縮化できるようになります。
様々な3GPP機能を現在使用中のネットワークの方程式に因数分解することで、Flexi Multiradio BTSは全ての進化に対応できます。しかも、簡単なソフトウェアアップグレード以外に複雑な作業は必要ありません。