IMS基盤 CFX-5000 CMS-8200

業界最先端のテクノロジーを搭載。
新旧のネットワークとサービスをひとつにつなげ、ネットワークの中核にシームレスな統合を可能にする。

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CFX-5000

利点と機能

1. はじめに

現在、IMSはVoIP実現の業界標準アーキテクチャであると共に、通信事業者が新規サービスをより迅速かつ容易に追加する、という観点から重要度を増しつつあります。既にIMS基盤上のサービスは市場に投入されており、技術の成熟度はもはや問題ではなくなりました。ベンダも通信事業者もこれまでの経験を通じて洞察を深めており、相互接続性、スケーラビリティ、そして標準仕様自体も改善されてきています。IMS導入の最初の起爆剤はVoIPでしたが、リッチコミュニケーション(RCS)系のサービス、アイデンティティマネジメントといったさらなるアプリケーションがそれに続こうとしています。

基盤としての柔軟性

VoIPサービスに対する最大のメリットの1つがその柔軟性です。新旧のネットワークとサービスを統合し、OPEX(運用コスト)の削減を実現するための鍵となるものです。弊社は柔軟性がいかに重要なものであるかを理解しており、IMS製品に業界最先端のルーティング、サービストリガーリング、PSTN/PLMNインターワーキングといった高度な技術を取り込みました。これらの製品はCSCFルーティングの振る舞いを自由に定義できる柔軟なエンジン等、数多くの機能を備えています。こうしたユニークな性能と極めて高い柔軟性により、弊社のIMSはネットワークの中核にシームレスに統合することができるのです。

無数のビジネスチャンスへのアクセス

通信事業者が保持する加入者情報は、ビジネスチャンスの宝庫です。しかしながらその中に眠るチャンスを活かすためには、それぞれ異なる様々な加入者のアイ デンティティを適切に格納し、管理するためのケイパビリティが必要となります。また、日々高度化しながら増加を続けるサービスに対応するための効率的な方 法も必要です。こうした課題に応えるため、弊社のIMSポートフォリオにはHSSやその他のあらゆるアプリケーションにおける加入者データを統合的に管理 するための共通加入者データベースが含まれています。こうした製品が市場でも広く受け入れられているのは、通信事業におけるOPEX(運用コスト)を劇的 に削減できるからだけではないのです。加入者中心のサービスにおける主要なコンポーネントのひとつであるこの統合加入者データベースは、HLRやHSS等 といった様々なフロントエンドアプリケーションに利用することができます。

2. ノキアのIMSソリューション

世界の主要な通信事業者の多くが既に弊社のIMSを導入しており、それらのケーススタディから製品の成熟度が証明されています。IMSベースのネットワークはすでに本格稼働を開始しており、エンドユーザにVoIPサービス等を提供しています。事業者はユーザに、より高度なコミュニケーション経験を提供するため、また新たなビジネスチャンスを作り出すために新しいサービスを次々に市場に投入しています。

ノキアは標準化上のIMS基盤であるCSCF, HSS, PCRFに対し、それぞれCFX-5000, CMS-8200, PCS-5000の3つの製品を提供します。

そして弊社のIMSソリューションにより、通信事業者に以下のメリットを提供することが可能となります。

  • データベースに眠る貴重なリソースの活用– 加入者データとアイデンティティ
  • 標準仕様に準拠したオープンなインターフェースによる、マルチベンダ環境への統合
  • 最高性能のITハードウェアによるシステム フットプリントと消費電力の最小化によるOPEX(運用コスト)の削減
  • IT及びインターネット領域のプレイヤーに対抗しうる競争力の提供

IMSは機能拡張性、レガシーネットワークやサービスとの統合、ビルトインされた多彩な機能等、極めて高い自由度を備えたソリューションです。IMSを利用することで、統合された音声サービスの連続性を保証し、あらゆるサービスをあらゆるアクセス手段に対してシームレスに提供することが可能となります。それにとどまらず、IMSでは、屋内におけるWiFiカバレッジやホットスポット等に事業展開を進めていく上で、極めて高いコスト効率を実現することが可能です。
またあらゆる規模に対応可能な加入者データベースは、低コストなスモールスタートから、最高の堅牢性を備えた標準準拠のディレクトリシステムであるOne-NDS製品との全面的な統合に至るまで、コスト効率の高いロードマップを実現することが可能です。加入者データベース製品の最大の特徴は多様性と柔軟性です。複数のプライベート及びパブリックなアドレスに紐付けられた複数のユーザIDを管理すると共に、複数のデバイス、複数のユーザグループを管理し、変わり続けるユーザの要求に柔軟に対応することが可能です。
弊社のIMS製品は極めて高い可用性を備えた、成熟したキャリアグレードのソリューションです。ビルトインのボーダーコントロール機能は最高レベルのネットワークセキュリティを最小レベルのオペレーションコストで提供し、法規制に準拠した緊急呼への対応や法的傍受等の機能も兼ね備えています。

3. FMC,RCSそしてLTEへのロードマップ

ブロードバンドベースの構築

近い将来、固定網、ケーブル網、モバイル(LTE)アクセス等により100Mbpsクラスのアクセス速度が利用できるようになるにつれ、世界中の人々がTVや動画等の高帯域型アプリケーションを利用するようになります。音楽、画像、動画のアップロードやダウンロード等に加え、IPTVも多くの国でブロードバンドトラフィックを増大させるでしょう。
IMSはこうしたIPTVやその他のマルチメディアサービスを、あらゆるアクセスネットワーク上で、完全にコンバージェントな方式で提供します。TVサービス、ビデオオンデマンドやその他のマルチメディア・プレミアム・コンテンツがあらゆるデバイス上で提供されます。通信事業者は自社のサービスをあらゆるデバイスとあらゆるネットワーク上で、完全にコントロールすることが可能になります。シームレスなセッションの連続性が確保され、アクセスネットワーク間のハンドオーバーが中断なく実現されます。IPTVやマルチメディアサービスはユーザごとに自由にパーソナライズすることができます。またコミュニケーションとコミュニティサービスをIPTVと連携させることにより、エンドユーザに対してより高度なTVサービスとコミュニケーション体験を提供することも可能となります。

RCSによる通信ビジネスとインターネット間の障壁の解消

弊社ではモバイル機器やタブレット機器、PC等のあらゆるデバイスがネットワークやサービスにおいて相互に接続できるような研究開発を続けています。RCSイニシアティブにおけるIOTフレームワークもこうした努力の一端です。弊社のソリューションはSIM認証を利用し、サービスのカバレッジをインターネットにまで拡大し、新たなアクセス手段やデバイスにおいても既存のサービスを利用できます。このソリューションでは高度なコミュニケーションサービスを提供するパッケージの開発やカスタマイズ、ブランディング、インテグレーション等をサポートしています。これらのサービスを活用することでPCや高度なモバイル端末が従来の伝統的な電話サービスやIPデスクフォン等を補完または置換することが可能になります。

LTE(Long Term Evolution)への対応

VoIPをベースとした音声サービスを提供する純粋なパケット交換型ネットワークであるLTEは、適切なQoSとVoIPによるネットワーク利用効率の向上の両立を実現します。IMS上で音声サービスを実現することにより、LTEにおけるネットワーク利用効率は3G回線交換と比較して60%から100%向上します。IMSはLTEへの移行のための主要な構成要素であり、GSMからLTEへの切り替えにおける音声呼の連続性を保証します。エンドユーザにとっては、LTE網の範囲から外れた際にも2G/3G網によって通話が継続されるということが極めて重要です。しかしIMSのメリットは、それだけではありません。エンドツーエンドでオールIP化されたLTE網においては、IMSはネットワーク制御のまさに中核機能なのです。LTEを導入するオペレータはVoIPを超えるより高度なサービスを提供することを期待されていますが、IMSはそうしたマルチメディアサービスを支えるだけでなく、3GとLTEのエリアをまたいだシームレスなハンドオーバーを保証することで、LTEへの適切な移行を可能とするのです。
LTEにおける音声及びマルチメディアサービスのコントロールレイヤであるIMSは、同時に3GPP及び非3GPPアクセスに対するポリシー制御やQoS制御の機能も提供します。IMSはプレゼンス情報を管理することでエンハンスドフォンブックを実現し、コミュニケーションサービスにさらなる付加価値をもたらすとともに、VoIPや高品質マルチメディアサービスのようなリアルタイム・パケット・サービスをあらゆるアクセスネットワークに対して開放するのです。

IMSベースのFMC市場におけるマーケットリーダーで世界最大のデバイス及び端末開発企業であるNokia社は、共にRCSイニシアティブの創立メンバー企業として名を連ねているだけでなく、GSMA RCS標準仕様に完全準拠したソリューション提供の先駆けとして、進化を先導し続けています。