ノキア、IoT対応のLTEネットワークを実現

August 03, 2015

これは2015年7月16日に中国・上海で発表したプレスリリースの抄訳です。

  • LTEの新しい無線機能及びコアネットワーク機能により、IoT(モノのインターネット)サービスの迅速な導入が可能に
  • リアルタイムでLTEネットワークを最適化しIoTアプリケーションに対応、3つのステップでコアオーバーレイを実装
  • IoTデバイス向けにバッテリー寿命を改善、接続の堅牢性を強化

ノキアのネットワークス事業部門(以下、ノキアネットワークス)は、既存のLTEネットワークをIoT対応可能にするLTEコアネットワーク及び無線ネットワーク向けのIoT接続ソリューションを発表しました。これにより、通信事業者はIoT時代のビジネスチャンスと関連するM2M(マシンツーマシン)トラフィックに備え既存のネットワークを整備できます。簡単な3ステップの導入手順で、LTEコアネットワークをスムーズにIoTオーバーレイへ移行することができます。移行プロセスでは加入者データ管理から着手し、ゲートウェイおよび、モビリティ管理へと進みます。段階的に自社のコアドメインを移行させることで、モバイルブロードバンドとM2Mの混在トラフィックを低コストで収容し、かつ運用への影響を最小限に抑えることが可能となります。

現在のモバイルネットワークは、主にスマートフォンのトラフィックを対象に最適化されています。IoTアプリケーションでは、接続デバイスの数や種類、トラフィックパターン等のネットワークインフラストラクチャの要件が新たに求められるため、通信事業者はサービスとトラフィックの移行に対応可能なネットワークを準備しておく必要があります。新しいIoT接続ソリューションは、ノキアのIoT対応コアネットワークと、LTE無線向けに強化されたSmart Schedulerの2つの要素から成ります。

IoT対応コアネットワークの特長

  • 通信事業者のネットワークにおけるIoTソリューションのTCO(総保有コスト)を削減し、高ARPC及び低ARPCのM2Mトラフィックを組み合わせた事業展開が可能
  • 従来のネットワークと比較して運用効率を約35%向上、スマートメータのトラフィック等でCPU使用率を40%改善
  • リアルタイムでのデータマイニング、サービスの制御と統合を可能にするオープンAPIの利用により、ネットワークの最適化と、IoTアプリケーションに対応したサービスの提供がさらに簡単に
  • 多様化するアプリケーションに対応するためのプログラミングが可能。コネクテッドカー向けサービスベースのページング用タイマー値を調整することにより、シグナリングトラフィックをプロアクティブに削減

強化されたSmart Schedulerの概要

  • LTE及びTD-LTEのセルキャパシティを最大化し、スマートフォンのユーザエクスペリエンスを最適化するほか、現在の4GネットワークにおけるIoT対応能力を引き出す
  • Flexi Base Stationに自己適応アルゴリズムを採用。IoTデバイスのトラフィックプロファイルに適応し、静止したメーターアプリケーションから厳しい要求条件の路車間(Vehicle-to-Infrastructure)通信まで、多様化するIoTユースケースに対応
  • ネットワーク内のシグナリング負荷軽減、サービスの応答性強化、IoTモデムの電力消費低減を実現
  • ネットワークキャパシティへの影響を最小限に抑えながらセルエッジでの接続品質を向上

IDC社のテレコムリサーチ部門責任者兼プラクティスリードであるダスティン・キーホー(Dustin Kehoe)氏は次のように述べています。「LTEは、M2M及びIoTアプリケーション用にふさわしいテクノロジーと言えるでしょう。なぜなら、堅牢な接続性と柔軟性を備え、M2MとIoTのトラフィックに必要な高データレートと低データレートを同時にサポートできるからです。そして何よりも、コスト効率に非常に優れています。しかし、IoTの世界で成功を収めるには、通信事業者はスケールメリットを追求するだけでなくIoT固有のセキュリティニーズにも対処しなければなりません。」

ノキアネットワークスのモバイル・ブロードバンド・コア・クラスター部門の責任者であるマイケル・クレバー(Michael Clever)は次のように述べています。「IoTは通信事業者にとって大きなチャンスですが、適切なネットワーク整備が不可欠です。ノキアのIoT接続ソリューションは、関連するM2Mトラフィックを効率的に管理する上で欠かせない主要な構成要素です。安全な接続レイヤによって、管理やアプリケーションプラットフォームだけでなく、分析やユーザ向けサービスに関してもさらなる可能性が生まれます。」

Did you know?

GSMAの業界予測によると、IoTの市場では2020年までに少なくとも10億のモバイルM2M接続が必要とされると見込まれています。(図解: モノのインターネット: M2Mの進化 © GSMA Intelligence 2015)IoTアプリケーションは多岐にわたり、コネクテッドカー・コネクテッドフリート、パブリック・セーフティ、ネットワーク接続・IT、家庭・個人向け製品、スマートシティ、小売・サービス、医療、ヘルスケア、設備・環境、工業といった業種に分類されます。また、さらに複数の領域、個別のアプリケーションへと分けられます。LTE-Mモジュールは、標準LTEモジュールより80%も単純な構造になっているため、数十億ものモノやデバイスとの接続において非常に優れたコスト効率を発揮し、バッテリー寿命は10年を超えます。さらに、試験段階の5Gテクノロジーをしのぐ、多様なユースケースに対応可能です。

ノキアネットワークスが提供するIoT向けコアネットワークの解説画像はこちらからダウンロードしていただけます。

ノキアについて

ノキアは、私たちの生活をより豊かにする技術へ注力することで、Connected World (数十億台もの機器がつながる世界)の実現を進めています。3つの分野を事業の柱としており、Networks事業部(ノキアネットワークス)では、モバイルブロードバンドの インフラストラクチャ、ソフトウェア、サービスを取り扱い、HERE事業部では地図情報とロケーション インテリジェンス事業を担当、Technologies事業部では、先進技術の開発とライセンス供与を推進しています。
www.nokia.com


主要事業であるノキアネットワークスは、モバイルブロードバンドの インフラストラクチャ、ソフトウェア、サービスを提供し、世界の通信業界の先端を走っています。史上初のGSM通話から、初のLTE通話まで、数々のイノベーションを世に送り出すとともに、5Gに代表される将来の技術にも注力を続けています。50億人にも上る加入者をもつ世界中の通信事業者各社様とともに、ノキアネットワークスは、Connected Worldの実現へ向けた課題解決に取り組み、それがもたらす可能性を引き出していきます。
http://networks.nokia.com/

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