ノキアとアルカテル・ルーセントが合併に合意 つながる世界の次世代技術とサービスのイノベーションリーダーへ

April 28, 2015

(本リリースは、 2015年4月15日にヘルシンキ・パリで発表した内容の抄訳です)

ノキアとアルカテル・ルーセントは、IPでつながる世界に向けた次世代技術とサービスのイノベーションリーダーを目指した事業合併を発表しました。両社が締結した基本合意書(MOU)では、フランス及び米国のアルカテル・ルーセント1株にノキアの0.55株を割り当てる公開株式交換方式により、ノキアはアルカテル・ルーセントの発行済み全株式を取得します。本発表による影響を受けていない過去3か月間のアルカテル・ルーセントの加重平均株価に基づき、全額株式交換による買収額は完全希薄化ベースで156億ユーロ、完全希薄化後のプレミアムは34%(1株あたり4.48ユーロ相当)、株主へのプレミアムは28%(1株あたり4.27ユーロ相当)となります。これは本発表による影響を受けていない2015年4月13日のノキアの終値7.77ユーロに基づいて計算されています。
本合併契約は両社取締役会の承認を得ており、今後ノキア株主による承認、労使協議会による協議、規制当局による承認及びその他慣例に基づく各種手続きの後、2016年上半期に合併が完了する見込みです。

つながる世界の実現に向けて

合併後は、場所の制約なく人やモノをシームレスにつなげるための基盤を築く、特徴的な位置づけの企業となります。IoT(モノのインターネット)やクラウドへ等の次世代の技術革新の実現にはこの基盤が不可欠となります。
新たな事業には、世界トップレベルのイノベーション能力を持つノキアのFutureWorksとアルカテル・ルーセントのベル研究所に加え、新技術のライセンシングと開発支援を担うNokia Technologiesが含まれることになります。
合併後には、研究開発人員は4万人以上、研究開発費は47億ユーロに上り(2014年実績)、5G、IP及びSDN(Software-Defined Networking)、クラウド、分析機能、センサー、イメージング等の次世代技術の開発を推進していきます。
ノキアとアルカテル・ルーセントは、ポートフォリオと地域展開の両面で相互に補完関係にあり、特に米国、中国、欧州そしてアジア太平洋地域の各市場でさらに強い地位を確立することになります。また固定ブロードバンド、モバイルブロードバンド、IPルーティング、コアネットワーク、クラウドアプリケーションなどの事業分野を幅広くカバーできるようになるという強みがあります。この補完関係は長期的な成長のチャンスとなり、ターゲット市場の拡大が期待されます。
消費者が求めるのは多種多様なネットワークからのデータ、音声、ビデオへのアクセスです。こうした環境を実現するには、これまで個別に運用していた技術の連携が必要です。ノキアとアルカテル・ルーセントは、今後この実現を目指す通信事業者、インターネット企業、及び大手企業を支援できる数少ない企業です。

合併に関するハイライト

  • アルカテル・ルーセントの普通株及び米国預託株式(ADS)1株に対して、新たに発行されるノキアの普通株0.55株(2014年のノキアの予定配当と異なる配当により調整される場合があります)が提供されます。発行済みの転換社債(OCEANE 2018、OCEANE 2019、OCEANE 2020)の各クラスに対しても同じ交換比率が適用されます。
  • アルカテル・ルーセントの時価総額は、アルカテル・ルーセントの転換社債の早期転換とそれに関連する希薄化を考慮した完全希釈化ベースで156億ユーロになり、合併の発表による影響を受けていない直近3か月間のアルカテル・ルーセントの加重平均株価に基づく完全希薄化後のプレミアムは34%(1株あたり4.48ユーロ相当)株主へのプレミアムは28%(1株あたり4.27ユーロ相当)となります。これは、発表による影響を受けていない2015年4月13日のノキアの終値7.77ユーロに基づいて計算したものです。
  • 公開株式交換の完了後、合併後の企業における完全希釈後の株式資本のうちアルカテル・ルーセントの株主は33.5%、ノキアの株主は66.5%を所有することになります。
  • 合併後の社名はNokia Corporationとし、フィンランドに本社を置くと共に、フランスでも大きなプレゼンスを持つことになります。新会長にはリスト・シーラスマ(Risto Siilasmaa)、CEOにはラジーブ・スリ(Rajeev Suri)が就任予定です。
  • 合併後の取締役会は9名ないし10名で構成され、うち3名はアルカテル・ルーセント出身とし、その1名が副会長に就任予定です。
  • 2016年の上半期に本合併手続きが完了すると想定した場合:
    事業費について2019年の通年ベースで約9億ユーロ相乗することを目指します。
    支払利息を2017年の通年ベースで約2億ユーロ削減することを目指します。
    本合併により、2017年の非IFRSベース(事業再編費用と無形資産償却を除く)でのノキアの利益増大が見込まれます。
  • 成長と投資の根拠となる堅実な財務データを以下に示します。ノキアとアルカテル・ルーセントの転換社債がすべて転換されたと想定し(基準については別表2を参照)、2014会計年度の両社の会計を合算した場合、合併後の会社の純売上高は259億ユーロ、非IFRSベースの事業利益は23億ユーロ、計上された事業利益は3億ユーロ、研究開発への投資費用は約47億ユーロとなり、2014年12月31日時点において合算で74億ユーロの純現金資産を示す堅固な貸借対照表になっています。

ノキアの社長兼CEO(最高経営責任者)であるラジーブ・スリ(Rajeev Suri)は次のように述べています。
「ノキアとアルカテル・ルーセントは、場所の制約なくシームレスに人やモノがつながる世界の実現に向けて、互いに協力し次世代のネットワーク技術とサービスを牽引していきます。ノキアの研究開発基盤と、アルカテル・ルーセント及びその象徴とも言えるベル研究所とが力を合わせることにより、驚くほどのイノベーション能力を生み出すことが可能になります。私たちは、この強みを活かし、世界規模の競争において、効率的で無駄なく優位な立場を継続していきます。
両社には、IoTやクラウドへの移行に必要とされる、相互補完性の高い技術と包括的ポートフォリオがあります。米国や中国におけるリーダーとしての地位を含め、全世界で強い影響力を確立していきます。
この合併により、あらゆる分野でのリーダーとなり、利益ある成長を目指します。世界中のお客様のニーズを捉え、新たなテクノロジー開発に注力し、知的財産のライセンス事業を推進していきます。そして株主の皆様に満足いただける価値を提供できると信じています。
この合併は、ロジックに基づき適切なタイミングでなされた正しい決定であると私は確信しています。」

アルカテル・ルーセントのCEOであるミシェル・コンブ(Michel Combes)は次のように述べています。
「ノキアとアルカテル・ルーセントの合併は、超広帯域技術、IPネットワーキング、クラウドアプリケーション分野で欧州及び世界的なリーダー企業が誕生するまたとないチャンスです。両社の力がひとつになることで、企業の変革や次世代ネットワーク技術への投資及び開発のための資金力と事業規模が実現し、共に戦略的構想を推進できることを喜ばしく思います。
これは、欧州のテクノロジー産業を強化していく上で適切なタイミングだと言えます。合併後には、ベル研究所ブランドのさらなるイノベーション能力と強力な研究開発力を発揮し、お客様に多くのメリットを提供できると確信しています。今後の世界的な展開と活動において、米国と中国での影響力を高めていく予定です。
株主の皆様にとってもこの合併計画は、先行投資のプレミアムと長期的な価値創造の可能性の両面で魅力的な内容となっています。世界規模に拡大され長期的に優位性の高いビジネス展開により、過去2年間ご支援いただいてきたプロジェクトのさらなる成長をご覧いただけるでしょう。さらに、アルカテル・ルーセント社員にはグローバルリーダー企業の一員となるチャンスが実現します。」

本リリースの後半部分については、こちらをご覧ください。(英語のみ)
本合併に関する情報は、こちらをご覧ください。(英語のみ)

ノキアについて

ノキアは、数十億台もの機器がつながる世界で、重要な技術への投資を行っています。3つの分野を事業の柱としており、Networks事業部(ノキアネットワークス)では、ネットワーク インフラストラクチャのソフトウェア、ハードウェア、サービスを取り扱い、HERE事業部ではロケーション インテリジェンス事業を担当、Technologies事業部では、先進技術の開発とライセンス供与を推進しています。これらの事業部では全て、それぞれの分野をリードする存在となっています。


モバイルブロードバンドの分野で世界のスペシャリストであるノキアは、ノキアネットワークスを通じ、史上初のGSM通話から、初のLTE通話まで、モバイル技術の各世代で常に最先端のテクノロジーを展開しています。当社の専門家によるグローバルチームは、顧客が自社のネットワークで必要とする新機能を開発しています。ノキアが提供するのは、世界で最も効率的なモバイルネットワークと、ネットワークの価値を最大限に引き出すインテリジェンス、そして、これら全てをシームレスに連携させるサービスです。詳細については、http://networks.nokia.com/及びhttp://company.nokia.comをご覧ください。

Subscribe to Press Releases

Alcatel-Lucent has joined Nokia. If you wish to subscribe to Nokia press releases and receive updates by email, please visit the subscription page. If you are currently subscribed you can still manage your subscription.