超高密度ネットワークを実現するために

2020年までに、モバイルネットワークは10年前の1,000倍のトラフィック処理が必要とすると予測されます。ノキアは、10倍のセル数、10倍の周波数帯域、10倍の効率を実現するテクノロジーを融合し、5Gやモノのインターネットによるトラフィック需要の増加に対処する通信事業者を支援します。

スモールセルで1 Gbpsのスループットを実現

Wi-Fiの継続的な拡大やアンライセンス周波数帯でのLTEサポートにより、多くの通信事業者はアンライセンス周波数帯をライセンス周波数帯と共に使用できるようになりました。1GHz未満の新たな周波数帯は地方でのモバイルブロードバンド環境の向上に活用でき、1~5GHzの周波数帯はより大きなキャパシティのニーズに対応します。

新しいNokia Flexi Zone G2マルチバンドキャリアアグリゲーション対応屋外用マイクロ基地局は、最大3つのRFモジュールスロットを搭載し、高いキャパシティと1Gbpsを超えるピーク・データ・レートを実現します。 通信事業者はライセンス周波数帯とアンライセンス周波数帯の両方を活用することができ、アンライセンス周波数帯ではWi-FiまたはLTEを選択し、組み合わせて運用することが可能です。

さらにLTE-Advancedキャリアアグリゲーションへの対応により、同じFlexi Zoneコントローラクラスタ内の異なる周波数帯を組み合わせ、カバレッジエリア内で最大300 Mbpsのデータレートを実現します。

LTEはアンライセンス周波数帯まで拡張され、幅広いオプションが提供されます。新しいFlexi Zone G2基地局は、ライセンス周波数帯のかわりにアンライセンス周波数帯でLTEを運用することができます。T-Mobile USA社は、ノキアと共同でこのLAA(Licensed Assisted Access)の導入促進に取り組んでいます。

ノキアではさらにLTEの優位性を利用したWi-Fi周波数帯の活用にも取り組んでいます。LWA(LTE/Wi-Fi Aggregation)を使用してLTEとWi-Fiを組み合わせることにより、毎秒ギガビット規模のピークレートと、Wi-Fiでの安定したエクスペリエンスを実現します。ノキアはKorea Telecom社と連携して、LWAが高い期待に応えることを実証すべく取り組んでいます。

エンドツーエンドの効率化

効率性とは、その周波数帯で得られるスループットをすべて絞り出すことのみならず、利用者に最高のQoE(Quality of Experience)を提供するためにネットワークをエンドツーエンドで最適化することをも指します。ノキアのマルチレイヤ最適化サービスは、2G、3G、4G、Wi-Fiネットワークのパフォーマンスを独自のツールで分析し、特許を取得したアルゴリズムによって干渉や輻輳を検出します。このマルチベンダサービスはスループットを最大37%引き上げると同時に、不要なInter-RAT(IRAT)ハンドオーバーを最大20%も削減できます。

多機能化により、より多くのセルを

Nokia Flexi Zone G2マルチバンド屋外用マイクロ基地局は、ライセンス周波数帯とアンライセンス周波数帯の両方を用いて複数のRATを提供し、スモールセルとしては他に類を見ない1 Gbps以上のピークレートをヘテロジニアスネットワークで実現します。

ノキアは、GPSのない屋内でスモールセル展開を可能とする、Flexi Zone Controllerの グランド・マスター・クロック(GMC)をはじめとするFlexi Zoneソリューションの新機能によって、スモールセル展開の複雑さを解消します。GMC機能は、一つのGPS信号を複数のスモールセルで共有することで設置にかかるコストと時間を低減します。Flexi Zoneコントローラからイーサネット経由でスモールセルへ配信される信号をもとに時刻同期を実現し、干渉を高度に緩和することを可能とします。

ノキアは新しいパートナーであるTarana社と共に、ラストマイル回線の後継としてワイヤレスバックホール向けのNLOS(Non-Line of Sight、見通し外通信)ポイント・ツー・マルチポイント・ソリューションの提供を始め、都市部へのスモールセル設置をより容易に実現可能としています。このソリューションは、スマート・アンテナ・アルゴリズムにおいて多数の新技術を採用しています。マルチパスや干渉キャンセレーション、自動最適化を用い、複数のフルレートでのリンクを同一チャネルで運用することで、都市全体に渡る規模でありながらコスト効率の高い独自の集中型マルチポイントアーキテクチャを実現します。