LTEネットワークをIoTに簡単に対応させる方法

今、まさに変化が起こっています。IoT(モノのインターネット)の現実化が急速に進み、通信事業者は新たなビジネスチャンスを迎えています。現在3GPPによるLTEネットワークの拡張が行われていますが、目まぐるしく変化する通信業界において、Release 13デバイスのリリースを待つのに十分な時間はありません。代替のニッチなコネクティビティソリューションが市場を細分化し、抑制しうるリスクを避けるためにも、いち早くIoTビジネスの開発に取り組むことが重要です。

そのネットワーク、モノのインターネットに備えていますか?

既存のLTEネットワークをIoTに対応させる、ノキアのソリューション

IoTアプリケーションのいくつかは既にGSMや3Gによってサポートされていますが、低コスト・目的に合わせた帯域幅設定・低遅延といった複数の要求に対して共通のコネクティビティレイヤを提供するためには、LTEネットワークが必要です。ニッチなIoTコネクティビティソリューションを導入する場合にはこれからネットワーク構築を始めなければなりませんが、LTEネットワークは既に北米の90%以上、ヨーロッパの70%以上をカバーしており、2020年までに全世界の人口のうち60%以上のカバレッジが実現される見込みです。つまり、4Gスマートフォンユーザには、必然的にIoT向けのLTEコネクティビティが提供されるようになるのです。

既存のLTEネットワークをIoTに対応させるために、ノキアはLTEコアネットワーク及び無線ネットワーク向けのIoTコネクティビティソリューションを発表しました。このソリューションは、ノキアのIoT対応コアネットワークと、LTE無線向けに強化されたSmart Schedulerの2つからなります。

3ステップでIoTオーバーレイに移行可能

3ステップでIoTオーバーレイに移行可能

このソリューションは通信事業者のIoTソリューションに関する総保有コスト(TCO)を削減し、接続あたりの平均収益(ARPC )が高いブロードバンドと、ARPCが低いM2Mの両方を同時にサポートすることを可能にします。運用効率は従来のネットワークに比べ35%高くなり、スマートメーター等のアプリケーションでCPU使用率が40%改善されます。

リアルタイムでのデータ・マイニングや、サービスの制御・統合を可能にするオープンAPIの利用により、ネットワークの最適化とIoTサービスの有効化がより容易となります。さらに、多様化するアプリケーションに対応するためのプログラミングが可能で、例えばコネクテッドカー向けにページングのタイマー値を調整するなど、シグナリングトラフィックをプロアクティブに削減することができます。

Smart Schedulerにより、IoTの将来性を拡張

FDD-LTE及びTD-LTEネットワークの最適化により、セルエッジにおいても高いデータレートとスマートフォンのユーザエクスペリエンス向上を実現し、LTE無線向けに拡張されたSmart Schedulerによってカバレッジのロバストネスを最適化、デバイスのトラフィックプロファイルに適合するアルゴリズムを使用します。これにより、ネットワークのシグナリング負荷軽減、サービスの応答性強化、IoTモデムの低消費電力化が可能になります。Smart Schedulerは、移動性のないスマートメーターからより厳しい要求条件の路車間(Vehicle-to-Infrastructure)通信まで、多様化するIoTユースケースに対応、最適化します。

新しいIoTコネクティビティソリューションは、優れたネットワークカバレッジによって、FDD-LTE及びTD-LTEを扱う全ての通信事業者とIoTビジネスに関わる人々のニーズを満たし、M2Mトラフィックを効率的に管理するための重要な鍵となります。