利用可能な全周波数帯域の有効活用

2020年までに現在の周波数帯の再配分及び再割り当てが行われるほか、新たなライセンス周波数帯が解放され、およそ1 GHzのライセンス周波数帯がモバイル・ブロードバンド・サービスで利用可能となる見込みです。また、アンライセンス周波数帯も、モバイルネットワークのキャパシティを拡大する上で一層重要となります。これらの全周波数帯域を無駄なく活用するために、現在はもちろん将来のネットワーク高度化まで見据えた、最適な戦略を検討する必要があります。

キャリアアグリゲーションによる断片化された周波数帯域の有効利用

幅広い4Gサービスに向けて新たな周波数帯域が割り当てられる一方、周波数帯域の断片化が深刻な問題になりつつあります。キャリアアグリゲーションは、こうした複数の周波数帯域を利用する際の課題を解決するLTE-Advancedの主要テクノロジーです。

ノキアは、市場で実証済みのキャリアアグリゲーション技術を、TDD-FDDキャリアアグリゲーション、2チャネルのアップリンク・キャリア・アグリゲーション、3チャネルのダウンリンク・キャリア・アグリゲーション等の高度なアプローチによって拡張しています。加えて、最新の商用Category 9対応チップセットで450 Mbpsのスループットを実現するキャリア・アグリゲーション・ソリューションを提供しています。

さらに、ノキアのキャリアアグリゲーションのアプローチは、マクロユニットからスモールセルまでを含んでおり、Flexi Zone Micro/Pico及びPico屋内ユニットにおける2帯域をサポートしています。

モバイルネットワークにおける周波数帯域の利用拡大

キャパシティの増加に対応するためには、要求レベルを満たす順応性とパフォーマンスを、RAN(無線アクセスネットワーク)を通じて提供する必要があります。ノキアのCentralized RANは、ネットワークパフォーマンス強化のため、LTE周波数帯域及び帯域幅(FDDで最大20 MHz)を従来の2倍に拡大しています。

Centralized RANはLTEの潜在的な可能性を引き出し、既存のLTEネットワークでハードウェア追加なしに2倍のアップリンクパフォーマンスを実現します。また、高度なベースバンドインターワーキングと革新的なLiquid Cell Clusteringを採用したことも大きな優位点です。加えて同システムは、多数の小セルエッジを有し多数のスマート端末を収容する超高密度エリアにおいて、これまで有害な干渉とされてきた近接セルからの強力な飛来信号を有意なトラフィックに変換します。

LTE-Uに向けたネットワークの発展

通信事業者は自由に利用できる全ての帯域を有効活用する必要があります。ノキアでは、LTEキャパシティのさらなる拡大や、ネットワークパフォーマンスの向上、優れたカスタマーエクスペリエンスの実現に向け、LTE-U(LTE Unlicensed)スモール・セル・ソリューションの開発を進めています。LAA(Licensed Assisted Access)とも呼ばれるLTE-Uは、5GHzアンライセンス周波数帯で利用できるLTEです。アンライセンス周波数帯に追加されたこのLTEキャリアはWi-Fiと共存してキャパシティの拡大が可能です。また、ライセンス周波数帯とアンライセンス周波数帯間のLTEにおけるキャリアアグリゲーションに対応します。

ノキアは、Wi-Fiとの共存を含む将来の3GPP LTE-U(LTE Unlicensed)/LAA(License Assisted Access)に対応したネットワークの概念実証プロジェクトを実施しました。

新たな周波数帯に対応する無線の導入

通信事業者の間では、TD-LTE-Advanced用の高キャパシティ無線を利用した新しい周波数帯が期待されています。ノキアは既存のLTEネットワークにも対応する8パイプの3.5 GHz無線を提供しています。

 

 

WiMAXをTD-/LTE-Advancedに移行することで、速度を4倍に向上し遅延を半分に軽減する等、新たな無線の採用により利益を向上させます。

貴重な周波数帯域の有効利用

将来の大幅なトラフィック増加に備え、モバイルネットワークでは利用可能な全ての帯域資源の有効活用が強く求められます。ノキアの高度な技術により、新たな周波数帯域の採用や既存の周波数帯域の無駄のない活用が可能となります。

詳細については、動画「Nokia Networks and STC show first TDD-FDD CA with commercial chipset in Middle East & Africa」をご覧ください。また、MWC15におけるGTI Gold Awardの受賞に関するブログ及びCentralized RANに関する概要もぜひご覧ください。