LTE Advanced、ノキアのさらなる進化への挑戦

LTEはすでに優れたカスタマーエクスペリエンスを提供していますが、このテクノロジーには相当な伸びしろがあります。LTEのグローバルリーダーであるノキアは、速度記録の更新と容量を拡大する技術革新により、LTEの限界に挑戦し続けています。本レポートでは、ノキアのLTEにおける最新の取り組みをご紹介します。

LTEは急速な進歩を遂げつつあり、すでに韓国で2013年からノキアのネットワークを使用して世界初のLTE Advanced(LTE-A)の商用運用が開始されています。

3GPP Release 10及び11では、LTE-Aの重要な部分はキャリアアグリゲーションだと定義されています。これにより通信事業者は、個々の周波数帯ブロックを組み合わせてより広い帯域を作成し、データ速度の向上とネットワーク容量の拡大を図ることができます。

キャリアアグリゲーションの推進

ノキアの「Flexi Multiradio 10 Base Station」を使用したキャリアアグリゲーション推進策の次なるステップは、個々のユーザに最大450 Mbpsのダウンリンクデータ速度を提供することです。これは3つのキャリアの周波数帯リソースを収束し、計60 MHzの帯域を提供することによって達成されます。

キャリアアグリゲーションはFDD-LTEに限定されるわけではありません。多くの通信事業者にとってモバイル・ブロードバンド・サービスに対する需要の急増に対処するために重要なのはTD-LTE周波数帯を利用してキャパシティを確保することです。FDDとTDDの両方の周波数帯を使用する通信事業者をサポートする目的で、ノキアは最近、「Single RAN Advanced Flexi Multiradio 10 Base Station」による世界初のTDD-FDDキャリアアグリゲーションを達成しました。

さらなる高速化と効率化を実証

キャリアアグリゲーションとTD-LTEの需要への対応について、今後の潜在的な可能性を実証するために、ノキアは米国の通信事業者Sprint社との提携により、TD-LTEネットワーク上で2.6ギガビット/秒の記録を達成しました。「Flexi Multiradio 10 Base Station」を使用してSprint社120 MHzのTDD周波数帯を収束し、前例のないダウンリンク速度を達成することで、TDD周波数帯から得られる最高のキャパシティが実証されました。

さらにノキアは、LTE-Advancedをさらに進化させ、スモールセルとマクロネットワークの効率的な統合を可能にすることにより、ネットワーク容量の拡大を目指しています。ノキアのダイナミックeICICソリューション(ノキアのFlexi Multiradio 10及び Flexi Zone Micro/Picoベースステーションのソフトウェアアップグレード)は、干渉に対処すると同時に、スモールセルとマクロレイヤの間で加入者負荷を分散します。

競合他社による規格ベースのeICIC製品とは異なり、ノキアのソリューションは、現在出回っているLTEデバイスだけでなく、今後発売されるLTE-Aデバイスとも連携可能です。つまり、通信事業者は今すぐ、マルチレイヤパフォーマンスの大幅な改善を期待できます。

最新のホワイトペーパーで今後の進化を解説

LTE-Aの初の商用展開がすでに韓国で始まっていることから、2014年から2015年にかけて、他の地域でもこのテクノロジーが次々と導入される見通しです。5Gの実現を見越している中、LTE及びTD-LTEの進化も続いています。2013年後半に3GPPが下したいくつかの重要な決断を反映して、3GPP Release 12には大幅な機能拡張が含まれることになるでしょう。