専用サーバー投入で、本格的な基地局データソリューションの提供へ ――クラウドRAN+エアフレーム

Date: 
20 November 2015
Location: 
日本

一般的なNFVはEPC(Evolved Packet Core)やIMS(IP Multimedia Subsystem)、などのパケットコア側のネットワーク機能を仮想化し、汎用のハードウエア上で利用できるようにするものですが、ノキアがご提案するRadio Cloudは、この考え方をRAN(Radio Access Network)にまで拡張し、無線基地局の機能の一部をクラウド化することで、変化する通信状況に最適化した運用を可能にするものです。

これまで汎用サーバーでは難しいとされてきた無線機能をX86CPU上で動かすことに成功しました。これにより、無線基地局の機能をレイヤーに分割し、フロントホール側の要求条件(帯域、ジッタ、遅延など)やデータタイプ毎の要件に合わせて最適なレイヤーをクラウド化することでパフォーマンスを最大化します。

展示では、無線基地局のL2、L3レイヤーをクラウド上に配置し、L1とRFモジュール(eNodeBの無線機能部)はNOKIA独自ハードウェア上に配置するデモンストレーションを行いました。この構成をとることで、RFとベースバンド間を接続するフロントホールの帯域、遅延などの要件が緩和されるため、イーサネットによる基地局の張り出しが可能になり、柔軟かつ低コストなネットワークの展開が可能になります。

また、異なる場所にある2つの基地局をイーサネットで接続してキャリアアグリゲーションを提供するという、今までにはなかったソリューションも可能になります。デモンストレーションでは2つの基地局を束ねた時のサーバー上の各機能の負荷とスループットをお見せしました。

ノキアは、通信事業者の基地局とコアネットワーク共に、クラウドをベースに展開していくというビジョンを持っています。ますますクラウドにフォーカスしていく意味で、NOKIA独自のハードウェア「エアフレーム」をリリースしました。日本では、今回のExperience Dayが初公開となります。

青い筐体の中にエアフレームのサーバーが入っており、その外に取り付けられているのが無線モジュールです。サーバーには暗号化のような通信システム特有の要件に対応するための処理を高速化するアクセラレーターを組み込んでおり、モバイルに最適なクラウドを提供することができます。

独自のハードウェアを開発したのは、ノキアが今後基地局のデータセンターソリューションに参入するという宣言でもあります。

 

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