3.5GHz帯サービス開始にもすぐに対応可能、下り370Mbpsを実現 ――TDD-FDDキャリアアグリゲーション

Date: 
20 November 2015
Location: 
日本

ノキアは2015年9月、日本のR&Dセンターで商用チップセットを使ったTDDとFDDの3キャリア・キャリア・アグリゲーションに成功したことを発表しています。商用チップセットでのTDDとFDDの3キャリア・キャリア・アグリゲーションはアジア初となります。今回のExperience Dayではそのデモンストレーションを紹介いたしました。

基地局側にはノキアのFDD-LTEおよびTD-LTE向けFlexi Multiradio 10 Base Station、端末装置には「Qualcomm Snapdragon X12 LTE modem」を使用しています。

上段のベースバンド装置と左側の無線機の組合せがTDD用で、2.5GHz帯の20MHz幅×2キャリア、下段のベースバンド装置と右側の無線機がFDD用で2.1GHz帯の20MHz×1キャリアの基地局装置になります。3キャリアを束ねて最大370Mbpsでの通信が可能となります。端末まで含めて全て商用化製品を用いているので、日本でも3.5GHzのTDDによるLTE-Advancedサービスが始まれば、すぐにこの技術が活用できます。

まもなく運用がはじまる3.5GHz帯の活用において、高速で通信できることだけでなく、カバレッジの問題を解決するために、TDDとFDDのキャリアアグリゲーションは非常に大切になるとノキアでは考えています。

まず、一般にTDDはカバレッジが狭い高周波数帯で展開されます。更に、TDD Subframe Configuration 2 (4DL/1UL)等の下りを優先した設定となるため、特に上りでリソース不足となり、カバレッジが狭くなります。マルチアンテナ技術はカバレッジの改善に効果的ですが、それでもTDDセルのカバレッジはFDDセルのカバレッジに比べまだ差分が出てしまいます。

TDD-FDDキャリアアグリゲーションでは、広い上りカバレッジを持つFDDセルを制御信号に割当、TDDセルは下り最大速度のブーストに活用することで、キャリアアグリゲーションのエリアを拡張しています。

 

Upcoming Events

There are currently no upcoming events.