展示・デモレポート

Date: 
18 November 2014
Location: 
日本

——高さも加えた「3D」でトラフィックを視覚的に分析
3D Geolocation

 

トラフィックの状況を知ることは、適切なサービスや上質なユーザー体験を提供するための重要な課題です。加入者が電話をしたりデータ通信をしたりするトラフィック情報に対しては、これまでも地図上にマッピングするソリューションがありました。地図上でホットスポットが見つかったら、基地局の運用を変化させたり新しくスモールセルを設置したりする等の対策を施します。

ノキアがExperience Day 2014で紹介した「3D Geolocation」は、こうしたトラフィックの状況を平面的な地図から立体的な「3D」で表現するものです。
「スマートフォンや携帯電話の利用者は、チェスの盤のような平面も世界に住んでいるわけではありません。地形には高低があり、都市には多くのビルがあります。そうした“高さ”の情報も含めて、トラフィック状況を把握できるのが3D Geolocationです」と、ノキアの技術者がその特徴をご紹介しました。

「3D Geolocation」のもう一つの特徴として、屋内と屋外のトラフィックを区別することが出来る点です。通常の測定方法や従来のトラフィックデータ分析では、屋内ユーザーに特化した分析が困難でした。都市部では、平面的な地図の上でホットスポットが見つかったとしても、それがどのような場所でどのようにして使われているのかの判断は難しいですが、この「3D Geolocation」を用いる事で、あるビルの高層階で日中のトラフィックが高くなることや、食堂のあるフロアで昼食時にトラフィックが集中するといった分析が可能になるのです。

Experience Day 2014では、3Dでトラフィック状況を判別できるシミュレーションデモを紹介しました。例えば、都市を標高ごとに「スライス」するようなイメージで、特定の高さのトラフィックを輪切りにして表示できることをパリで行った実測結果を元に解説しました。

さらに、3Dで分析されたトラフィックデータを元に、RF品質を改善するための自動最適化機能も紹介しました。実際に、この自動最適化機能の結果を元に改善を実施したところ、呼の切断が13%減少し、干渉が20%以上改善されたというデータもあります」(説明員)。

基地局の高密度化とスモールセル化が進む今後、ユーザートラフィックを3Dで把握する技術は、重要度が増していくでしょう。

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